tictacjintonicのブログ

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BBOYシーンの破綻2

 

長いこと更新していなかったが、気にせず続けたいと思う。

 

「クラッシュ」は、BBOYがムーブ中にミスをすることだ。2000年代初頭まで、ミスありきのムーブでみんなやっていたが、前述のシーンの加速に伴い「クラッシュ」は致命的な原点とみなされるようになった。アツいムーブをするのにミスを気にしていられない。安定性と爆発性両立は難しい。しかし今のBBOYシーンはこれで成り立っている。ミスしないようにミスしないように、という下らない信条の下BBOYは日々研磨して技を磨いているのだ。果たしてそこに「ダンス」と呼ばれるほどの芸術性はあるのか?

 

話を飛ばす。

 

自分なりの結論としては、Bboyingが最初の形だったが、時代の流れによって(およそ2000年代に入ってから)Bboyingは絶滅し、今はBreak Danceになった。Old世代が口を酸っぱくして、「BboyingはBreak Danceじゃない。」と言っているのに、いつまでたってもBreak Danceと呼称し続ける。それならそういうことだろう。それはBreak Danceなのだ。ならば、ダンスと名の付く以上は芸術である必要がある。が、今日のBreak Danceのシーンを見てみるとどうだろうか。Break Danceのための音楽をDJがかける、Break Dancerは曲をディグすることもしない、ムーブはパワームーブ主体で基礎ができていなくてもいい、音を聴いていなくてもいい、勝ち負けはジャッジが決める。これのどこが芸術なのか?

ということで、結論は「BBOYは絶滅した。取って代わったBreak Danceは破綻している」となった。

 

一から説明するのは多大な時間を必要とするので、これから先に小出しにしていってある程度溜まったら改めてまとめようと思う。ひとまずここまで書かないと先に進めないので勘弁。