tictacjintonicのブログ

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現代日本の貧困

ふと兄との会話の話題に上がって気になったことがある。それは、今日の日本社会にまだマンホールの下つまり下水道で生活している人間はいるのだろうかという疑問である。

まだ幼稚園か小学校低学年だった頃、テレビで「忘れられた貧困」みたいなタイトルの番組をやっていたのを覚えている。内容としては、発展途上国の貧困が叫ばれるが、一見豊かなこの現代日本にも貧困が存在する、その一例として下水道に生活する少年少女たちを質的調査したものだった。軽く調べてみたがそれらしい記事が見つけられなかった。いずれにせよ、2000年代以前ならともかく高度なシステムによって管理されている下水道で人間が生活するのは非常に難しいだろう。ただ自分の目で見たわけではないので、「いない」と断言することは出来ない。機会があれば東京下水道探索なんてやってみたいものである。もしかしたらオペラ座の怪人のように隠し部屋があるかもしれないし。

現代日本の貧困はどこにあるのだろうか。

2019年の平均所得の平均値は約550万円、中央値は約440万円だそうだ。90年代から比較すると100万円近く下落していることがわかる。地方と都市部での給与及び生活に必要な最低資金、またボーナスもそれぞれなんだろうが、都内で400万の年収でどれだけの生活ができるのだろうか。20代の平均年収は200~290万だそうだが、月20万ちょっとで家賃と光熱費を引けばどれだけ残るのか。インフレは起きていないのに物価の上昇は止まらないこの社会で500万円稼ぐのは十分なのか。年代を問わず400万の稼ぎはそれこそ最も数の多い貧困層ではないのか。

書くのが面倒になって来たのでこのへんで。ただ、年収と物価の反比例、経済市場の価値、「貧困」とは、これから思いつき次第また書きたいと思う。